今日の次の落語へ。
元日は、静岡市の実家で親孝行を兼ねて、妹夫婦&甥と一日過ごしました。
静岡県西部に住む姉と伊豆に住む妹が中部の静岡市で会う。
甥も小学6年生と1年生。大きくなりました。
妹と話をしていると、話がたまたま落語に及びました。
長男が通う学校で学校寄席があったり、学区内の落語会に、生徒が授業の一環として
見に行ったりすることがあったりして、落語にそれなりに興味が出てきたそうです。
「で、もっと聞かせてあげたいと思って、落語会に行ってみたいんだけど、テレビに
出ているような人が出る『いいな~』と思うような会だと大体チケット数千円はするでしょ?
で、親子四人だと一万円を超えるじゃない。そうなるともう行くのを考えちゃって」
確かに。
落語会に行って楽しかったとしても、終わってコストパフォーマンスがどうにも・・・
という状態だったら、それはそれで明日の子供のお弁当が気になってしまうなあ状態。
かといって、地元の小さな会の情報は少ないか、あったとしても親子四人が揃ってゆける
時間帯ではないのでなかなか薦めることはできません。
静岡県東部・伊豆の落語会情報は、現在、静岡落語往来ではフォローが手薄です。
地元に根付いていらっしゃる方がささやかにやっていて満席になるような会がも多く、掲載までのお願いも難しく、開催されている情報を事前に得ることがなかなかできません。
かといって、公共ホールでの落語会などは値段が高い。
私には何ができるかなあ。考えてしまいました。
寄席定席がある都市部に比べて、地方では、そういう「次の落語」へ自由に動くことができる可能性は正直、小さいです。特定の会や演者に足を運んで終わり、という方も多いでしょう。
学校寄席で、地域の落語会で、大きなホールでの会で、どこかで落語へのきっかけをつかんだ人に「次に楽しむことができるかもしれない会は、こんなところでもやっているよ」と情報をそっと差し出してさりげなく背中を押してみる。
そして次の落語会に足を運んでもらって、自分の中で面白いと思う落語を見つけ出して自由に動いてもらいたい。
私は、情報を発信することで、それぞれのお財布と楽しみへの願いのサイズに合わせた「今日の次の落語」を見つけるためのお手伝いをしたい、と思っています。
それが、今の自分にできる、ささやかな落語へのお手伝いだと思っています。
まず、今年は何からはじめましょうか。
まず、今年は何からはじめましょうか。
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コメント
妹さんご家族全員でおいで下さいませ。
歓迎いたします。
沼津まちなか寄席では2月10日日曜日
午後2時から林家正蔵師匠のご出演です。
今回から前売お一人2000になりましたが、きっと満足していただけると思います。
投稿: numazuwarai | 2013年1月 2日 (水) 21時09分