作文「私と浜松餃子」
けさ、テレビを見ていたら浜松餃子が特集されていて驚きました。
こちらでは日常光景の五味八珍(静岡・愛知の中華ファミリーレストラン)や丸く並んだ浜松餃子を食べる姿が全国ネット。しかし、一緒に紹介されてた餃子パンやら餃子ピザは初めて見たぞ。
でも、だとしても、静岡県中部から西部に引越してきた立場から見ると、このあたりには「餃子だけを販売する店」というのは確かに多いです。
焼いたもの、焼いていないもの共に餃子を持ち帰りで売り、そしてそれをビール程度で食べるスペースがある程度、他のメニューはいっさい無し、そんな小さなお店。こないだもここ(インターセクション事務所)からそう離れていない場所にそんなお店が開店したという案内が、新聞の折込チラシで入ってきていました。
* * *
去年の話です。
浜北に落語を聴きに行く途中、(た)が薦めるラーメン屋に入ることにしました。
居酒屋がラーメン店に改装したというところです。
そうゆっくりもしていられないので、お店自慢のラーメンと、餃子を二人前ずつ注文しました。ほどなく出されたしょうゆラーメンはふつうの味でした。そして餃子を食べることにしました。
ふっくらかつカリッと焼き上げられた餃子。薄くパリッとした焦げ付きも皮に程よく付き、具には薄い皮がしっとりと貼りついて一直線にきれいに焼き上げられ、四角く細長い皿にはみ出しそうになりながら盛られています。そして皿の隅にはこんもり盛られた茹でもやし。
口に入れて、驚きました。明らかにおいしい。ふたりで顔を見合わせました。この焼き上がりは,一日二日焼いた鉄板でできるような技ではない!
浜松では餃子にこの程度の味は当たり前なのかもしれない。でも、特に取り上げられることもなくラーメンほど力も入らず丸く並べられず浜松餃子とも銘打たれず、さりげなく作られ焼かれ出されている餃子がこんなにおいしいとは?!
ご当地もの食べてそんなふうに思ったのは、沼津であじの干物食べた時以来かもしれません。
その店の壁には、さりげなく落語協会カレンダーがかかっていました。
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コメント
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
投稿: 履歴書の封筒 | 2011年11月20日 (日) 13時40分