« 浜松の文化な昼下がり。 | トップページ | 携帯電話の正しい?利用。 »

嗚呼懐かしの「アンモナイト」。

夕刊読んでいて、思わず心の中で(あくまで心の中で、です。生の声は出していません)「きゃーっ」という声が出てしまいました。
本日(11/6)の毎日新聞の夕刊、鮫肌文殊さんのコラム。ご自身が携わった番組の中で「低予算番組(この日のコラムのテーマ)」として16年前のテレビ東京の深夜番組「アンモナイト」が取り上げられている。出演者に立川ボーイズ(立川談春・志らく)が出ていたことも含めて、当時の裏話が書かれていました。「今や落語界を背負って立つ大師匠(!)」と二人のことが紹介されていて、その表現と当時のお笑いタレント的な扱われ方との立ち位置の距離に、いやおうなしに時代を感じます。

 番組としてはきれいな若い女の子たちの生乳やら、ゲストのボディコンねーちゃんのスタイルの良さを楽しむような番組でしたが、なぜか司会が洋服姿の立川ボーイズ。当時、お二方はもちろん落語家だけれども、それを見るこちらは落語家でいることを二人に求めているのではなく、でも着物姿のたたずまいは確かに落語家でした。
 今も若い落語家たちがそれなりに若い女の子たちに騒がれていますが、それは噺家としての着物姿と和の情緒への憧れがあいまったもののようで、必ずしもあの頃自分が目に星入れて立川ボーイズを見ていたのとはちょっと違うかな、と思ってます。とにかく当時の(そして今も、たぶん)彼らのトークの向こうには「今」があり、「私たちの感性の延長」があったと思ってます。たとえそこがどーしよーもない内容の深夜番組であったとしても。 
 とにかく、私は、当時、買ったばかりのビデオデッキで「アンモナイト」やら「ヨタロー」やらを録画して、翌朝ひとり暮らしの部屋でそれを見ていました。低予算とか深夜番組とか、そういう裏事情は当然知るよしもありません。ただただ、立川ボーイズが好きだった、それだけのことです。
 
 そして16年の月日は流れました。
 
 数年前、デッキを買い換えた時にそれまでの手持ちのビデオテープは全部DVD化したのですが、その中に三倍速の「アンモナイト」も数本あるかもしれません。この週末に見直してみよう、と思ったりしていますが、はたしてそんな暇があるのでしょうか。

|

« 浜松の文化な昼下がり。 | トップページ | 携帯電話の正しい?利用。 »

落語あれこれ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは、突然すいません。。汗

アンモナイトの鉄棒の時間、伝達論の検索からこちらのページに辿り着きました。内容を見たところアンモナイトのDVDを所持されているらしいですが、
私が見たいのは鉄棒の時間のみなのです。。w

もし可能であるならば、謝礼をお渡ししますので、そのDVDのコピーをゆずっていただけませんか。。??

当時ビデオが無くリアルタイムで
眠い目を擦りながら下を擦っていました。。すいません。。。汗

どうか、お返事、宜しくお願い致します!


投稿: しゅん | 2013年9月30日 (月) 01時18分

こんにちは。気づくのが遅れ、お返事遅くなりました。読んでいただきありがとうございます。「アンモナイト」のDVDの件ですが、「あるとしか言えない」状態で、部屋のどこにあるかわからない、しかもあったとしても、おそらく鉄棒の時間はカットして保存してあると思うので、ご期待に添えないと思うのですよ…。申しわけございません。

投稿: (か) | 2013年10月 3日 (木) 07時06分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 嗚呼懐かしの「アンモナイト」。:

« 浜松の文化な昼下がり。 | トップページ | 携帯電話の正しい?利用。 »