演芸界4月何あった?

4/1 日本浪曲協会 会長:天中軒雲月、副会長:佐藤貴美江に
4/1 ポカスカジャン、クマムシ漫才協会入り
4/1 桂雀太 療養から復帰
4/1 蝶花楼桃花、7月池袋演芸場「桃花三十一夜」(7/1~31,池袋演芸場21:00開演)記者発表
  笑点大喜利メンバー入りを否定
4/2 NHKEテレ「大人のEテレ」4月は古今亭志ん朝・桂枝雀・立川談志デジタルリマスター版を再放送
4/3 台湾大地震、沖縄津波警報 各現地にいる芸人から無事の情報がSNSで寄せられる
4/5 (4/4深夜)NHK福井「おかえりなさい!ちりとてちん15周年大感謝祭 in 小浜」(貫地谷しほり・茂山宗彦)総合全国・NHKワールド(後日)放送
4/4 神保町・奥野かるた店 主催の落語会・浪曲会9月で休止を発表 タイミング的に春風亭昇也が「笑点レギュラー?」と疑われるが否定
4/5 ニッポン放送「春風亭一之輔のあなたとハッピー!」終了時間11:00に、30分短縮
4/5 文化放送「くにまる食堂」春風亭一蔵 金曜パーソナリティー 初日
4/6 東京ダイナマイト、3/24で漫才師としては活動休止を発表
4/6 TBSテレビオールスター感謝祭 赤坂ミニマラソン 三遊亭遊子6位入賞(賞金無し)
4/7 笑点大喜利新メンバー 立川晴の輔 当日朝に週刊女性PREMIUMが情報をリーク
4/8 FM対馬(長崎県対馬市)開局 対馬在住の立川こしらプロデュースの落語家出演番組多数配信
4/8 桂雀太 再休養をXで発表
4/8 プリモ芸術コンクール落語部門グランプリ 入船亭遊京
4/9 月亭柳正(方正門下) 年季明け
4/10 ねぎし三平堂(東京・台東区)4年ぶりに再開、記者会見 開館日は水・日曜
4/11 スタンダップコメディ協会解散 Xで公表
4/12 上方落語協会 彦八まつり 記者会見
4/12 4/7 三遊亭若圓歌死去(享年77)この日落語協会から発表
4/14 笑点大喜利新メンバー立川晴の輔 着物の色は「鳥の子(クリーム)」色
4/14 桂空治 能美市観光大使を委嘱される 兄弟(弟:山本雅也(バレエダンサー))と共に観光大使
4/14 笑福亭笑有(笑福亭福笑門下)年季明け 上方落語家としては異例の横浜で年季明け記念公演
4/17 桂竹丸、X(旧twitter)で落語ファンをミュートのつもりで多数ブロックしていたことを弟子の笹丸が発見、謝罪
4/19 熱烈な阪神ファンの桂吉弥、甲子園団体席100枚を自腹で購入してラジオ番組のリスナーと共に阪神-中日戦を観戦
4/21 春風亭一之輔、朝6時スタートのラジオ サンデーフリッカーズ(JFN)14年目にして初の遅刻 30分遅れでスタジオ入り
4/21 落語芸術協会 雲龍亭雨花、山遊亭金太郎、松林伯知 真打昇進披露宴
4/23 4/11 葵わか葉(浪曲師)死去 4/22町屋斎場で告別式 情報をこの日公表
4/25 2018年から月1回開催の大阪・十三浪曲寄席 この日で「力不足により」(主催者Xコメント)休止
4/25 ウエストランド河本、4/20に品川駅前でタクシー運転手を喧嘩、被害届は出されなかったものの
   前歯を3本折り謹慎 所属事務所社長の太田光代にコンビ揃って3時間半叱責を受ける
4/26 上方落語協会会長選挙 現職の笑福亭仁智が再選 桂文枝と10票差 笑福亭銀瓶及ばず
4/26 R-1グランプリ決勝進出のどくさいスイッチ企画、3月末で勤務先を退職、関東に転居してフリーランスとして活動することを発表
4/26 青森県弘前市「弘前かだれ劇場」こけら落とし公演 春風亭昇太出演
4/28 相撲・落語家の幟などを制作する岐阜・吉田旗店 吉田稔氏、黄綬褒章受章
4/29 第50回落語協会大喜利王選手権 優勝:古今亭駒治(池袋演芸場) 
4/30 桂ざこば門下のひろば・ちょうば・そうばが来春「二代目桂力造」「四代目桂米之助」「二代目桂惣兵衛」襲名、この日動楽亭で記者会見


おまけ
4/1 エイプリルフールでXのハンドルネームを「活動弁士 便所の糞太郎 公式」に変更した坂本頼光、
  「ハンドル変更後24時間は再変更できない」というXの規定で名前を元に戻せなくなる(翌日元に戻る)

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演芸界3月何あった?

3/1 桂空治(落語芸術協会・桂文治門下)
   立川半四楼(落語立川流、立川談四楼門下)
一龍斎貞司(講談協会、一龍斎貞心門下) 二ツ目昇進
3/1 「漫才協会 THE MOVIE 舞台の上の懲りない面々」(塙宣之監督)公開
3/1 落語協会百年記念興行(上野・鈴本演芸場、浅草演芸ホール)スタート
3/1~3,8~10 「噺家五十年 露の都十八番」(大阪・中之島会館)
3/2 春風亭柳枝「チャリ亭」入場料・寄付・オークション額合計 ¥5,091,986「風に立つライオン基金」に寄付を発表
3/2 2023年3月にコロナ禍のため廃部となった愛媛大学落語研究会
   この日松山市で「愛大落研さよなら寄席」を開催、古今亭菊志んなど出演
3/3 落語立川流情報X(@rakugotatekawa)アカウントを乗っ取られて更新不可に 
   サブアカウント起動(@tatekawa_rakugo)
3/3 ABCラジオ「上方落語を聴く会」13:00~21:00生放送
3/5 桂八十助(桂八十八門下)年季明け
3/5~7 桂吉坊噺家25周年記念独演会『三都勇劔傳』(京都・春秋座)
3/6 三遊亭わん丈・林家つる子 落語協会真打昇進披露記者会見&パーティー(上野精養軒)
3/6~8 伝承の会(講談・深川江戸資料館小劇場)
3/8 柳家花緑 トヨタクラウンwebCM登場
3/8 漫画家・鳥山明 死去(3/1死去 68歳)この日公表
3/9 声優・TARAKO死去 (3/4死去 63歳)この日公表
3/9 海老名香葉子主催・時忘れじの集い(東京・上野)4年ぶりに一般参加を入れての開催
3/9 R-1グランプリ2024 街裏ぴんく優勝 どくさいスイッチ企画 4位
3/10 第24回さがみはら若手落語家選手権 優勝・三遊亭好志朗
3/12 芸術選奨表彰式(東京都内)
3/11 林家小染死去(3/9死去 61歳)この日公表 13日通夜・14日葬儀
3/13 林家つる子 真打昇進披露パーティー(東京會舘)
3/13 R-1グランプリ決勝8位 トンツカタンお抹茶「かりんとうの車」
   BGMのフリー音源が利用規約に違反、動画取り消し、謝罪
3/13 林家木久扇 「ありがとう!林家木久扇ラーメン」完成お披露目試食会
3/13 神田真紅 改メ 三代目 松林伯知 真打昇進披露興行(泉岳寺講談会)初日
3/16 林家木久扇 笑点大喜利最終収録(非公開)
3/16 浅草演芸大賞授賞式(浅草公会堂)林家正楽(代理:林家楽一)・春風亭一之輔・桂小すみ
   浅草スターの手形 大竹しのぶ・三遊亭好楽・中島みゆき・中村雀右衛門・林家正楽
3/16 テレビ東京・篠原裕明記者、官邸キャップからWBS(ワールドビジネスサテライト)デスクに異動発表
3/17 三遊亭わん丈 真打昇進披露パーティー(帝国ホテル)
3/17 読売新聞(大阪)上方落語協会が新年度から若手落語家に「真打ち」制度導入をスクープ
3/17 円楽一門会「二つ目まつり」(亀戸梅屋敷)
3/17 ルート9フェスティバル(文京シビックホール、ゲスト神田松鯉/五街道雲助)
3/20 大谷翔平通訳・水谷一平、ドジャーズ解雇
3/20 NHK「最後の授業」桂文枝・ナレーション桂二葉
3/21 2023年8月に死去した美濃部美津子(古今亭志ん生長女)の遺産と志ん生の著作権が、
   遺言執行者の第三者により還国寺の所有になっていたことが判明(公正証書有) この日発売の週刊文春が報じる
3/21 林家つる子・三遊亭わん丈 真打昇進披露興行 初日(上野鈴本演芸場)
3/25 上方落語協会「噺家成人式」の記者会見(天満天神繁昌亭)真打制度は継続審議 初年度対象は桂団治郎・桂和歌ぽん・林家愛染・桂福点・桂三語
3/27 柳亭小痴楽 Xアカウント凍結、原因不明
3/27 吉本興業 東京で所属タレント向けコンプライアンス研修を実施 講師三浦瑠麗(大阪4/3)
3/28 笑福亭銀瓶 上方落語協会会長選挙に出馬表明記者会見
3/28 松本人志 週刊文春を訴えた裁判 初公判 三遊亭はらしょう傍聴人として裁判所へ入る
3/29 浪曲師・中山恵津子死去(24日死去、96歳)この日公表
3/29 演芸・演劇評論家 石井徹也死去(21日死去、67歳)この日和田尚久がXで公表
3/30 NHKラジオ第一「一花二葉 はなしをしよう」28日放送予定がこの日午前8時5分から放送
3/30 林家木久扇、東京ドーム巨人阪神戦で始球式
3/30 世界ふしぎ発見 最終回
3/31 サンデーモーニング 関口宏最終回
3/31 Xアカウント「ものまね研究会」(本名:関谷大陸、大阪検定客員研究員)がんで27歳で死去
3/31 宝井梅湯改メ宝井琴凌真打昇進披露宴(上野精養軒)
3/31 林家木久扇、笑点レギュラー最終回
3/31 三遊亭鳳楽、1978年から出演し続けたSBSラジオ(静岡放送)降板
3/31 和牛・ANZEN漫才・尼神インター などこの日で解散
3/31 ハイツ友の会解散 この日23:00発表
3/31 この日をもって「浅草お茶の間寄席」(千葉テレビ制作)TVK(テレビ神奈川)でのネット終了

 

※一部演芸とは無関係な社会の動きなども入っています。
※トピックの取捨選択は筆者によるものです。


 

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2024年2月、演芸界で何あった?

2/1 落語協会 柳家おい太(柳家喬太郎門下)、入船亭辰むめ(たつうめ・入船亭扇辰門下)、春風亭らいち(春風亭一之輔門下)前座楽屋入り
2/1 雑誌「東京人」3月号、特集「どっぷり落語!」落語協会百周年記念
2/1 鏡味よし乃休業(Xでコメント「なんとかなると思っていたことが案外なんとかなっていない」)
2/1ごろ? 笑福亭喬路(笑福亭喬介門下) 年季明け
2/5 『漫才協会 THE MOVIE 〜舞台の上の懲りない面々〜』(3月1日公開) 完成披露舞台挨拶
2/6 落語協会「ハラスメントをめぐる協会員間の民事訴訟について」コメントを協会サイトで公表「極めて遺憾」
2/7 桂九寿玉(桂九雀門下)年季明け
2/7 柳亭春楽(柳亭楽輔門下) 廃業 この日、本人がXで公表
2/8 翁家小楽死去(2.5死去、享年79)落語協会がこの日公表
2/9 ホーキング青山死去(2023.12.12死去、享年50)事務所がこの日公表
2/9 春風亭小柳枝死去(1.31死去、享年88)この日密葬、落語芸術協会がこの日公表
2/9 小澤征爾死去(2.6死去、享年88)この日事務所が公表
2/9 「江戸まちたいとう芸楽祭 ビートたけし杯」オープニング
   ツービート+高田文夫登壇(浅草東洋館)優勝ヤーレンズ
2/10 アマチュア芸人・どくさいスイッチ企画(策伝大賞・社会人落語日本一「銀杏亭魚折」)
   R-1グランプリ2024決勝にアマチュアとして初進出
2/10 博多華丸・大吉「華大どんたく」福岡paypayドーム(観客38000人)
2/10 さがみ三太 (2023年12月死去)神保喜利彦(漫才研究家)がサイトで公表
2/10 TBS日曜劇場「さよならマエストロ」柳亭小痴楽本人役でゲスト出演
   日曜劇場と同じ時間のNTV「行列のできる法律相談所」では春風亭一之輔登場
2/10 12月より体調不良で休演の桂雀太、2月末までの休演を3月末まで延長
2/14 アシェットコレクションズジャパンより「昭和落語名演コレクション」第1巻発売 64号まで古今亭志ん朝
2/14 テレビ朝日「相棒」22年前の第一シリーズに登場した落語家(小宮孝泰)再登場、瀧川鯉斗も出演
2/15 昨年破産したミュージック・テイト第2回債権者集会(東京地裁中目黒庁舎)、
   債権者として宮岡博英事務所が出席、Xで報告
2/16・17 岐阜市で策伝大賞開催 大賞:田町家樽聖如(本名・早瀬太亮、法政大学2年)
2/18 「オードリーのオールナイトニッポンin 東京ドーム」(観客50000人、総視聴者数16万人)
2/18 アシェットコレクションズジャパン「昭和落語名演コレクション」発行記念
   ラジオ番組(2/23,文化放送・TBSラジオ) 記者会見(毒蝮三太夫、林家正蔵、林家たい平、長井好弘、佐藤友美)
2/22 2025年1月、東京・名古屋・清水(マリナート)で神田伯山「清水次郎長伝」続き読み開催決定発表
2/22 漫才プラス・マイナス 岩橋良昌 吉本興業解雇のため解散
2/23 橘左近(2023.12.12死去)を偲ぶ会(日暮里サニーホール)
2/24 春風亭柳雀 密着ドキュメンタリー「サラリーマン、落語家になる。」(ドキュメント九州、KTS鹿児島テレビ)
2/25 落語協会創立100周年記念パーティー・記者会見(上野精養軒)・ホームページリニューアル・ユニクロ限定店舗コラボグッズ販売
2/26 春風亭昇々、2022年9月の脳梗塞と闘病を日刊ゲンダイで明らかにする
2/28 令和5年度芸術選奨発表、大臣賞:藤井フミヤ、宝井琴調、新人賞:桂小すみ、ねづっち ※賞金額3倍に
2/29 落語芸術協会新真打記者会見(神田真紅改メ三代目松林伯知、山遊亭くま八改メ四代目山遊亭金太郎、春雨や風子改メ雲龍亭雨花)
2/29 大谷翔平 結婚発表
2/29 高円寺・竹芳亭閉館

おまけ
2/1 雑誌「東京人」落語協会員一覧から春風亭柳枝の名前が抜ける、編集部謝罪
2月~ ダントン(フランスのワークウェアメーカー)のPR写真に林家ペー起用、渋谷109壁面に写真掲示

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2024年1月、演芸界で何あった?

出来事をメモしていったら、記憶のよすがになりそうで、ちょっと覚え書きとしてとどめておきます。
一部、演芸界以外の出来事もあります。その頃何が起こったかという記録です。
日付は起きた日基準ですが、一部報道された日付のものもあります。

(2023年12月の出来事で、2024年1月に報道があったもの)

12/23 アンクルベイビー 瞳ジョージ 死去
12/29 坂田利夫死去
12/30 八代亜紀死去
12/31 中村メイコ死去

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(2024年1月)

1/1 立川笑えもん(立川談笑門下)、二つ目昇進
1/1 TBSアナウンサー安住紳一郎、元タレントの女性と結婚を発表
1/1 15:10 能登半島地震発生 
   笑点スペシャル(日本テレビ)、「小痴楽の楽屋ぞめき新春スペシャル」(NHKラジオ第一)後日放送 
1/2 羽田空港滑走路で日航機と海上自衛隊機が接触、火災に
   滑走路が使用不可になった影響で、地方で足止めとなった落語家が複数出る
1/4 「圓生百席」ジャケット写真撮影などを手掛けた写真家の篠山紀信、死去
1/5~31 「志の輔らくご2024」(パルコ劇場)
1/5~10(東京)、1/16~21(名古屋)神田伯山 新春連続読み『畔倉重四郎』 東京・名古屋公演
1/6 落語協会・芸術協会が寄席で能登半島地震募金スタート、収益は「日本赤十字社」へ
1/6~8 「東西ラクフェス2024」 東京公演(赤坂レッドシアター)(桂雀太休演)
1/8 NHKテレビ「視点・論点」蝶花楼桃花出演「究極の男社会でも自然体で」
1/9 田中角栄宅火事で全焼
1/9 「good!アフタヌーン」マンガ(講談社)TNSK「うちの師匠はしっぽがない」最終回
→1/21「しっぽな落語会帝都特別公演」(渋谷ユーロライブ)
1/11 体調不良のため休演中の桂雀太、2月末までの休演を発表
1/11 国立演芸場寄席1月公演、紀尾井小ホールで初日迎える
1/11 金原亭馬玉、2月より「金原亭小馬生」に改名が明らかに(公式発表無し)
1/11 堂本剛・百田夏菜子結婚
1/12 漫画家・高橋春男死去(73歳)
1/13 春風亭柳枝を中心に柳亭小燕枝・柳亭小痴楽と「チャリ亭」企画記者会見(らくごカフェ)
   募金は「風に立つライオン基金」へ(1/20公演スタート)
1/13 ケツメイシ新譜「We go!」MVに林家正蔵出演
1/13 NHKEテレ「ワルイコあつまれ」国宝だって人間だ!に五街道雲助出演
1/13 「十代目桂文治 生誕百年記念落語会」(深川江戸資料館)
1/14 NHKテレビ大河ドラマ「光る君へ」三遊亭小遊三、絵師役で出演
1/14 TBSテレビ日曜劇場「さよならマエストロ」第1回
   主人公の娘役の芦田愛菜の推しとして柳亭小痴楽が本人役で出演
1/16 立川こしら 虚血性腸炎で緊急入院(19日退院)
1/16 エスパー伊東死去(63歳)
1/16 古今亭志ん松、秋の真打昇進時に7代目古今亭志ん橋襲名をyoutubeライブで発表
1/18 「春風亭一之輔 あなたとハッピー!」首都圏ラジオ番組で聴取率単独首位
1/18~20 「坂東玉三郎 はるのひととき」春風亭小朝出演(京都・南座)
1/19 快楽亭ブラック、心臓手術成功(23日退院)
1/19 カントリーズえざお追悼ライブ「み~んながえざおだ!」(内幸町ホール)
1/19 かしまし娘 正司歌江 死去 (94歳)
1/20 電撃ネットワーク 南部虎弾 死去(71歳)
1/21 錦笑亭満堂 真打昇進披露興行 満堂フェス in 武道館
1/21 林家正楽死去(76歳、公表1/26)
1/22 松本人志、文藝春秋と週刊文春編集長を2億5000万円で提訴
1/23 東北・上越新幹線 大宮の架線トラブルで一日ストップ 
   立川談慶が浦和~長岡を在来線6時間かけて移動、テレビで取り上げられる
1/24  立川笑二 この日より体調不良で休演
1/25 この日以降、吉本興業の漫才劇場に他事務所の芸人が出演できなくなる
   吉本側からの公式発表は無し
1/26 落語家の弟子が師匠をパワハラで訴えた裁判、判決出る 
   四代目圓歌、元三遊亭天歌(現・吉原馬雀)へ80万円の損害賠償の支払いを命じる
   判決後、馬雀が司法記者クラブで記者会見
1/29 2023年度 公推協杯全国若手落語家選手権 立川吉笑 優勝50万円を被災地に寄付 川根茶一年分ほかが贈呈される
1/30  文部科学大臣の定例記者会見で、落語好きのテレビ東京・篠原官邸キャップが落語協会に所属する落語家のパワハラ訴訟
   への判決について 所管官庁の大臣としての見解を求める質問をする。
1/31 桂枝光改メ四代目桂梅枝、桂三風改メ五代目桂慶枝、今秋襲名披露発表記者会見
1/31  豊竹咲太夫死去(享年79)

番外編

1/5ごろ ポストした人が、匿名で批判するのは卑怯だ」と、末廣亭初席のチケットと共に春風亭昇太を批判、自身のマイナンバーカードで本名と顔写真、住所を晒したポストをアップ、話題に
1/21(名古屋)神田伯山 新春連続読み『畔倉重四郎』
名古屋最終日に客席で携帯が鳴り激怒。それに対してのアンケートの書き込みにSNS・ラジオで言及(現在は削除?)SNSで客席での携帯マナーと鳴った際の対応について盛り上がる
1/26 パワハラ裁判の判決を報じる産経デジタルの記事が、「三遊亭圓歌」の写真を誤って先代(三代目)のものを掲載(のちに訂正、謝罪記事は無)

1/26以降 四代目圓歌への判決に対して、X上で原告の元一門の一部の兄弟弟子・直弟子などが、不服を訴える書き込みをする
 

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男の物語を女が引き継ぐ。…のか?

春風亭ぴっかり☆改め蝶花楼桃花が真打昇進披露興行 口上では師匠・小朝が涙の祝福(サンスポ、2022.3.22)

前座の時から機会を見ては拝見してきた春風亭ぴっかり☆さんが蝶花楼桃花師匠になっての真打昇進、心からお喜び申し上げます。

彼女の新しいプロフィールには、こう書いてありました。

七代目・蝶花楼馬楽の没後途絶えていた、歴史ある亭号の復活となる。「桃花倶楽部」プロフィールより

下の名前は異なりますが、「蝶花楼」という亭号は、確かに歴史ある亭号だと感じます。
「東都噺家系図」(橘左近著、1999年、筑摩書房)によると、初代は江戸時代の天保年間の人、約200年ほど前の人です。そこから七代目まで、そうそうたる顔ぶれと物語が続いています。当然ですが、皆さん男性です。三代目は破天荒な生き方を貫き後世に名を遺すような方で、四代目は後の四代目柳家小さん、五代目は後の林家彦六(先代林家正蔵)というそうそうたる顔ぶれの方々が名乗ってきた名前です。2019年に亡くなった七代目は、国立演芸場の鹿芝居で好々爺の役を演じていた写真が演芸場カレンダーに掲載されていたのを覚えています。詳しく知りたい方は、とりあえずは「東都噺家系図」か、ウィキペディアあたりで確認してください。

大きな名前を継いだ女性落語家としては、西の桂あやめ師匠(前名桂花枝、1994年襲名)に次いで二人目となりますでしょうか。こちらは、自身の師匠の前名を継いだということで、一門の落語家の方々と名前を守り続けてゆくのだと思います。

浪曲では「天中軒雲月」など、男性の名前を女性が継ぐということは割とあると思います。「天中軒雲月」は、初代から現在の五代目まで、女性と男性が交互に名前を継ぎ、現在の五代目は女性です。

「蝶花楼」は現時点ではおひとりです。
小朝師匠や一門の兄弟子(そういえば、すぐ上の兄弟子は「五明楼」という由緒ある亭号を継いでいます)の後ろ盾はあるにせよ、これから、代々の「馬楽」の物語も一緒に携えて落語家としての道をゆかれるのでしょうか。それとも、そんなもの関係ない、と、あくまで亭号だけ、と割り切って独自の道を進まれてゆくのか。

どういう道になったとしても、観客である私はそれを見守ることしかできません。

春風亭ぴっかり☆改め蝶花楼桃花師匠、真打昇進おめでとうございます。
これからのご活躍、静岡の地よりささやかに応援しております。

 

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劇王とストレンジシード、そして劇団清見潟。

縁があり、静岡市清水区の生涯学習・清見潟(きよみがた)大学塾で、落語の講義「清水で落語を楽しもう」の講師を始めて一年が経ちました。
講師は、ただ教室で教えていればいいというものではなく、年に数回講師だけの会合や打ち合わせがあります。そのために磐田から清水まで行くのはちょっと大変です。
先日、講師総会があったのですが、私は先約があってそれに参加できなかったので、後日の事務連絡の会に行きました。

そこで、事務局長さんが来季の開講と閉講について説明をしました。その中で、ちょっと気になったのが
「『劇団清見潟』は終了します」というものでした。

清見潟大学塾のサイト内「劇団清見潟」の案内ページ
2022年3月時点でページは存在しており、2022年度の受講生募集の小冊子には掲載はありましたが、事情はわかりませんが、終了とのことでした。(リンク切れの時のために、最後にスクリーンショットを貼っておきます)

劇団清見潟は、講義の形をとって劇団を結成、発表会で公演を行ってきました。2021年度は全体発表会が行われておらず、劇団の発表はお壊れていません。私が講師になったのは昨年ですから、コロナ禍で発表会は行われず、私は公演を見る機会を得ていません。
地元の人向けに公演をしてきたのだと思います。ですから、講師をやっているとはいえ、劇団清見潟の公演を見るまでには至らず、講師や受講生の方とも縁はなく、残念というほどの機会は得ていません。

劇団の上演記録を見ていて、「ん?」と思ったのは、

平成17年 彦七郎身替り顛末     作 杉山正 (県芸術祭後援会賞受賞)
       オアシス  愛知県長久手町『劇王』に参加」

のくだりでした。『劇王』ってあの? そうそうたる小劇団が参加して競い合う、あの?
日本劇作家協議会のサイトを見たら「2005年には、~、静岡、~からも挑戦者を得て」とある。
他に参加団体があったのかもしれないけれども、この静岡から参加した団体のひとつが劇団清見潟だった可能性はあります。
何をどう演じ、どのように評価されたのだろう。

ちょっと妄想がふくらみました。

もし劇団清見潟が続いていたら、例えば静岡で毎年ゴールデンウィークに市内中心部で行われているストレンジシードに参加していただろうか。いや、参加できた(る)のだろうか。ストレンジシードの演劇の中に、地元の公民館で練習しているような社会人の劇団は参加できた(る)のだろうか。

そういうわけで、劇団清見潟は終わってしまいました。劇団の方々とは残念ながらご縁はありません。
多少、劇団の経緯を知っていて、私と面識のある清見潟大学塾の事務局長も2021年度で退職されます。

以上の言葉は事情を知らないものの無責任な言葉でしかないかもしれません。それを承知で、どこかに何か記録が残ればと願い、ちょっとだけ語ってみました。




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ふんまつつるべ。

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(じろ☺︎@1y🎀さんのツイート)

 

ある時、ツイッターで「粉末鶴瓶」という言葉が出てきました。
何だ? と思って検索をかけたら、どうやら伊藤園の粉末麦茶のパッケージに、CMキャラクターをやっている笑福亭鶴瓶師匠の顔写真が貼ってあって、赤ちゃんにも優しいお茶ということで、用いる時に「粉末麦茶」の言い換えとして「粉末鶴瓶」という言葉がそれなりに使われているもようです。「粉末」で、一瞬、頭の中におぞましい映像が浮かびましたが、そういうことではありませんでした。


伊藤園 さらさら健康ミネラル むぎ茶 (チャック付き袋タイプ) 40g

検索をさらにかけると、麦茶=鶴瓶ということで、粉末のみならず「缶入り鶴瓶」とか「鶴瓶のペットボトル」とか、字面を素直に読むとおだやかでない言葉がちょこちょこと出てきます。ただ単に麦茶のパッケージに鶴瓶師匠の顔が印刷されているだけということなのですが、ここまで商品として利用されている落語家の顔があるでしょうか。落語家である以前に、顔そのものが商品として認識されているタレントとしての扱い。CM契約が無くなれば消える言い回しだとは思います。

落語家であることがまず前面に出ることが多い落語家のタレント活動の中で、己の存在を商品と同一化されて(されて)なおその価値を失わない。そこまでタレントであることが思い浮かぶ落語家としては、現役落語家では唯一無二だと思います。顔だけで落語家と認識される存在としては、柳家金語楼以来ではないでしょうか。…ふ、古い(私も実際のところは知りません)。

粉になったり缶になったり、そこまでされて大丈夫なのかな? と思いましたが、考えてみたら、過去には生理用ナプキンのCMで「月のもの(つまり、生理の経血)」になったりしているので、モノ化されて見られることに抵抗が無いのでしょうか。
落語家としての己であること以前に、他人に定義される自分になることへのハードルが、他の落語家に比べておそらく低い。

ここで、本来だったら落語家として鶴瓶師匠の高座と関係づけて語るべきなんでしょうが、残念なことに、私は鶴瓶師匠の高座を客観的に評価できるほどきちんと見聞きしていないんです。静岡(清水)で2回、あと、映画館の配信で1回くらいでしょうか。

ただ、そういう己以外の何物かになることができる才能というのは、この方の俳優としての評価の高さにつながるのかなあ、と、そんなことを思ったりもしています。

そういうわけで、今度、コンビニで麦茶を買おうと思いました。

 

 

 

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さりげなく。

2022年3月1日のサラメシ冒頭は、郵便局にカレーを届ける前局長の話題でした。

 

サラメシ シーズン11(33)「郵便局のカレー▽橋田壽賀子の鉄板焼き」

高知県土佐市。退職した前郵便局長が作るカレーが、後輩の郵便局員たちに好評だ。カレーはもちろん、自ら手作り。ほぼ月イチペースで、みんなの楽しみな昼食になっている。カレーを通じた、心温まる交流とサラメシを拝見!

小さな郵便局、退職した前局長が、後輩のために月一回届けるカレー。微笑ましい話題ですが、ところどころに現実がふわっと顔を出します。

  • 前局長が退職したのは13年前の53歳の時。営業などのノルマがきつくなり、今まで顔なじみで済んでいた間柄も「免許証の確認」などで面倒になり、退職を決意したが後悔はない。
  • 前局長に抜擢された女性の現局長、郵便業務だけではなく保険や貯金の業務も少人数でこなす。カウンターで「民営化されたんだから、つぶれないということはない」。

見ながら思ったこと。

郵便局の民営化は2007年。地道に地元で郵便局員として仕事をしてきた前局長が、民営化で業務の質が変わり、退職を決意するしかなかったんだろうな。そして新局長は、民営化された郵便業務を新たな心構えで日々の業務をこなしてゆくんだろうな。

画面はルーを4種類入れて作られるカレーを、そして畳敷きの郵便局のバックヤードで食べられるカレーを淡々と紹介しています。
けれども、その中に、さりげなく入り込む郵政民営化の現実。いいとも悪いとも言わない。ただそこにある状況を紹介するだけ。

あ~、こういう表現私好きだな、と思いました。問題点を真正面からとらえるのも大事だけど、そういう取材や表現では萎縮してしまう対象などを、物や人のクッションをかませて紹介する方法。

…そういうふうに、社会問題を取り上げたいですね、と、お役所のPR誌の編集のお手伝いをした時に提案したら、「は?」と言われてしまいました。そんなことをおいしそうなカレーを見ながら思い出しました。

画像は特に意味はありません。観光案内から引用しました。

 

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「お母さん、学校の先生できる?」

私にとって、小さい時、親の存在は絶対でした。
親は何でもできる、できないことはないと信じていました。

ある日、団地の居間で、手編みの赤いカーディガンを着て座る母親に尋ねたことがあります。

「ねえ、お母さん、『学校の先生やってくれ』と言われたらできる?」

母親は、中学を卒業して集団就職で東京に上京、目黒の大きなお屋敷で女中さんとして数年間働いた経験を持つ人です。
今だったら、そういう人が学校の先生なんてできない、とすぐにわかります。
けれども、当時小学校低学年だった私にはそんなことは当然わかりません。
学校の先生になるくらい簡単だ、母親にできないはずはない、と思っていました。
「…どうかなあ、言われたら頑張ってやるよ」
「できる」とは言わなかったけれども、「できない」とは言わなかった。
はっきりとは覚えていないのですが、そんなことを言ったように記憶しています。

*           *           *

 

「突然ですが、落語を教えてみませんか?」


ある日、私のところに知らない方からいきなり電話がかかってきました。
地元のカルチャーセンターの方からでした。
人に物を教えたことがない、人前できちんと話した経験が少ない、ただただ落語が好きで、東京から静岡に戻ってきてこの「好き」をどうすることもできなくて、誰かの「好き」が落語会として形になったのを他の誰かに情報として手渡すことしかできなくて、東海落語往来をただひたすらに作り続けてきた私のもとに唐突にやってきた「先生やってください」です。
その時、頭に思い浮かんだのは、子どもの頃に母親に聞いた

「ねえ、お母さん、『学校の先生やってくれ』と言われたらできる?」

でした。
聞いてきた相手が娘であるか、会社員であるかの違いはあります。けれども、あの時の母親と、今の私の知識量と経験と、置かれた立場は何が違うだろう。
ただ他の人より少しだけ「好き」の度合いが強すぎるだけで、けれども大都市にいる人に比べたらどうということもなくて、体系的に学んだ経験もなく、読んだ本と聞いた音を言葉として前から後ろに流すだけです。
そして、私も「できる」とは言わなかったけれども、「できない」とは言いませんでした。
幸か不幸か、落語の知識を教えるのには、資格は必要ありませんでした。そして、依頼する側には、本職の落語家を招くだけのお金がありませんでした。



その後、カルチャーセンターの話は、チラシを配布するところまではいったのですが、コロナ禍で開講が延期になり、2022年現在ペンディングになっています。ですが、お話をいただいた担当者の方とは現在もつながりがあります。
その代わりといっては何ですが、地元の老人向け講座や公民館の講座で落語の講義をするようになりました。これらの話も、やはり突然の連絡からでした。

私が今「教えている」のは、いわば、NHKの語学講座で言語を学んだ人が地域で通訳や教室を始めるようなものだと認識しています。英語だったりすると絶対人数が多いので教える人になるのは難しいですが、ちょっとレアな言語などの場合は、好きこそものの上手なれで活動する人がいらっしゃるという話を聞いたことがあります。

私は、自分の知識もどきを、誰かのために役立てていることができるでしょうか。
そして、そのままの母親がもし学校の先生をやっていた時より、上手に教室で先生をやっているのでしょうか。

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父は誰に似ている。

10年前に亡くなった私の父親は、あごが少し出ていました。
本人曰く「いかりや長介の弟として富士で飲んだことがある」というのが自慢でした。
富士市はいかりや長介氏が育った場所、そして父が一時期勤務したことがある工場がある場所です。
父は遊び人ではなかったので、娘はそれを話半分に聞いていました。

先日、テレビを見ていたら、「いかりや長介が実家を訪ねる」という番組を再放送していました。
収録・放送されたのは1995年だそうです。(*)
いかりや氏の実家にはお父さまとお母さま、そして弟さんとそのご家族がいらっしゃいました。
テレビの画面からわかったこと。
いかりや長介氏に弟さんがいるということ。
そしてその弟さんはあごが出ているというわけではなかったこと。

・・・。
「有名人の弟を名乗って飲む」、ネットでいろいろな情報が流れている現在では、とても考えられないふるまいです。
もし本当に、私の父が「いかりや長介の弟」を富士の飲み屋で名乗ってちやほやされたとしたら、それはどういうふうに受け止められていたのだろう。お店の人にいいようにあしらわれていただけではないだろうか。
長女は、確かめようのない数十年前の父のふるまいを思い、ひとりテレビの前で悶絶しました。

*      *      *

2021年のある日、私の夫が、テレビを見ながら言いました。
「おたくの亡くなったお父さん、菅(義偉)首相(当時)に似てない? 目の窪んだあたり」

・・・。否定できない。
そして、私は「いかりや長介にあごが似て、目のあたりが菅首相に似ている男」の長女です。
あごも過剰に出ていないし、目のあたりが菅首相にも似ていない、はずです。

きっと。たぶん。おそらく。それがどうした。

(*)NHK『BSおはよう列島 ふるさと旅列車 いかりや長介 〜静岡県 富士市〜』

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«キラキラ。